マイホーム購入を決意した皆さんが次に気にするのが
ということではないでしょうか?この予算を決める過程で、ただ一つ用心しなければならないことがあります。それは・・・
「借入(ローン)可能金額」と「返済可能金額」は違う!ということです。
このことを考えず、住宅会社や不動産会社から言われるがままローンを組むと、5年後、10年後に必ず後悔することとなります。それでは、これがどういうことなのか見ていきましょう。
今回は、マイホームが欲しくて欲しくて毎晩ネットで情報を漁りまくって筆者が得た情報分かりやすくをまとめてみました。
我が家は一体いくらのローンを組むべきか悩んでいる
返済可能金額と借入可能(ローン)金額の違い
一般的に、マイホームを購入する際のローン返済等を含む住居費は、年収(額面※税金等の控除前の金額)の20%~25%に抑えることが理想と言われています。趣味やレジャー費用にも余裕を持たせたいなら20%に抑えることが重要です。
年収(税金控除前)の20%が理想の借入金額
この年収に対する住居費の比率を『返済比率』と言います。
例えば、世帯年収500万の家庭がマイホームを購入するなら、返済比率を20%で設定すると、年間100万(=500万×20%)、月額約9万円程度です。
これが、その家庭の『返済可能金額』なのです。
一方で、借入可能(ローン)金額はいくら借りれるでしょうか?年収やお勤めの会社次第で、住宅ローン審査の許容額は大きく変わってきますが、一般的には、返済比率の上限はおおよそ決まっており、
- 年収400万円以下:返済比率上限 30%
- 年収400万円以上:返済比率上限 35%
と言われています。ただし、一部上場等の大企業にお勤め等、特別な条件によっては、最大45%まで融資可能な金融機関もあるようです。
例えば、世帯年収500万の家庭がマイホームを購入するなら、返済比率35%の満額ローンを組んだとすると、年間175万(=500万×35%)、月額約14.5万円程度です。
これが、その家庭の『借入可能(ローン)金額』なのです。
上記でお分かり頂けたかと思いますが、無理なくお金が返せる『返済可能額』とめいっぱいローンを組んだ時の『借入可能金額』では、月額5.5万円もの差が出てきてしまっています。
月額5.5万円、年間で66万円を趣味や旅行を我慢して住居費に充てるかどうかは、そのご家庭の判断になると思いますが、決して金融機関や不動産会社に言われるがままローンを組むのは避けたいですね。
特に、社会的信用が高いと判断される大企業にお勤めの方は、「返済比率を45%まで借りれますよ。憧れの物件にも手が届きます。」等、言葉巧みにローンを組まされ、後々、返済が難しくなるなんてことがないよう、あくまで『返済可能金額』『年収に対する返済比率:20%~25%』を基準に判断したほうが賢明でしょう。

月額『返済可能金額』から算出するローンの目安
先ほど、返済比率は可能な限り20%に抑えるべきとお話ししました。それでは、世帯年収500万円の家庭は月額9万円でいくらの家なら買えるのでしょうか?私がよく使っていて分かりやすかったのはスーモさんのシミュレーションです。
直近の金融機関の金利等も加味した上で計算してくれるので、とても分かりやすく算出してくれます!ここで必要なのは、あくまで『月々の返済可能額』から借入可能金額を算出するということです。借りられる金額から計算すると、結果的な無理な返済になりがちです。
ちなみに、シミュレーションの中で金利を選ぶ必要がありますよね。実は私の父は元大手銀行員です。父に住宅ローンの金利選択をどれにしたらいいか聞いたところ、間違いなく『全期間固定金利』とのことでした。
ローンは『全期間固定金利』で組むべし
これからの日本経済が不透明なので、まずは固定金利でローンを組み、ある程度返済の見込みが立った(定年等)のタイミングで『借り換え』を検討するのが賢いローンの組み方だそうです。
月額9万円の返済・頭金なし・ボーナス返済なし・35年固定金利(1.5%)で計算したところ、およそ3000万円のマイホーム購入がベスト!との結果が出ました!
頭金0でも本当にマイホームは買えるのか?
およそ3000万円の家なら、年収500万円の家庭でも無理なく買えるということが分かりましたが、次は
という疑問が湧いてきました。
↓そこら辺の初期費用のお話はこちらの記事でご紹介しています↓
https://hakotsumu-mama-life.com/myhome_-purchase-lease-verification
まとめ
ついつい無理をして憧れのマイホームに手を出しがちですが、あくまで身の丈に応じたローンを組む必要がありますね。
ちなみにですが、悩みに悩んだ挙句我が家は「ローンも組まずマイホームも持たない!」という選択肢を選んでいます。これだけローンの話しておいて!と思われるかもしれんせんが、色々調べまくった上、また我が家の状況を考えた上での決断です。
なぜその選択肢を選んだかは別記事に書いています。一体何が正解かは人によって違うと思いますが、一生に一度、色んな生き方の中から自分に一番合う選択ができたら一番幸せですよね。皆さんにとってベストな選択ができますように!
↓我が家が決断した選択肢は下記記事で詳しく書いています↓
