※景品表示法に基づく表記(2023年9月追記)
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マイホームについて

大きな決断する前にこれだけは知っておいて!マイホーム購入のメリット・デメリット

マイホームのメリット・デメリット
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マイホームの購入を検討し始めた人はまず「どこの場所に買うか」「いくらの物件を買うか」ということをメインに考えていくはずです。

とても自然な考え方だと思いますが、実はその思考順序はとても危険なんです。何故ならノリで決めてしまったマイホーム購入はその後に大きな後悔をする確率が非常に高くなるからです。実は住宅を購入した実に半数以上が何らかの後悔をしている結果が出ているんです。

できるだけ後悔しない為に、またもしも実際トラブルに合ってしまった時に対応する際の判断基準をしっかり持つために『なぜ購入するのか?』を慎重に検討していきましょう。

マイホームを購入する時の考え方のポイント

×欲しいから買う

◎必要だから買う

「必要だから買う」この考え方ができているだけで、購入後に後悔する機会は減っていきます。

この記事では、住宅業界で7年半『営業』として働いてきた筆者が夢のマイホームを手に入れる前に、皆さんに是非知っておいて欲しい情報『マイホーム購入のメリット・デメリット』をまとめてみました。

この記事を読んで分かること

マイホーム購入のメリット・デメリット

なぜ「必要だから買う」という考え方が必要なのか

マイホーム購入のメリット

にこにこ顔の家の画像

マイホームを持っているという満足感・人生のモチベーション

これはマイホーム購入の最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。

人生最大級の買い物を成し遂げ、一国一城の主として満足感を得ることはもちろん、ローンを組むことで仕事へのモチベーション維持にも繋がります。

(ローンは時として、仕事を続けなくてはというプレッシャーにもなりえますが><)

また、自分の家だからこそ間取りや子どもの成長に応じたリフォーム等にも自由がききますし、何より「一生住み続けられるという安心感」で満たされるでしょう。

ローン終了後の住居費がほとんどかからない

ローン返済後には、固定資産税や都市計画税等の税金関係と、メンテナンス費用のみが必要経費となり、毎月の住居費としての支払いはなくなります。

年金頼みで暮らす老後を前提として考えるならば、やはり月々の支払いはないに越したことはないでしょう。年金暮らしを前提としていても「終の棲家」として、安心して住み続けられるのです。

また、ローンを組む人に万が一(高度障害もしくは亡くなった)があった場合、団体信用保険によって残りの住宅ローン全てが銀行に支払われる為、一生賃貸料を払い続ける必要がある賃貸住まいより、安心感が得られるかもしれません。

ポイント
ローン返済後にかかる住居費は①税金関係(固定資産税や都市計画税)と②メンテナンス費用のみ

ローン完済後は資産となる

あくまで、ローンを完済した後の話ではありますが、ローンさえ完済してしまえば、マイホームは子どもや孫に残せる資産となり得るということです。

土地の価値が0になることは考えられませんので、売却した場合、手元にキャッシュが残ることとなります。また、賃貸に出した場合も賃貸料として利益を生む可能性を秘めています。

ただし、これからの少子高齢化の時代では空き家が増え、土地の価格が上がる可能性はほぼないと言われています。また、運よく土地が売却できたとしても上物の撤去費などの必要経費を差し引くと、大した金額にならないということもままあります。

これからの時代、マイホームを資産とみるか負債とみるか、その価値観の違いは老後の安心の明暗を分けるような気がします。安易に購入を決断する前に、しっかりと熟考する必要があるということでしょう。

マイホーム購入のデメリット

グレーアウトした家の画像

固定資産税や都市計画税、火災保険やメンテナンス等維持費の負担が発生する

マイホームを購入しローンを完済した後も、マイホームの維持費は0にはなりません。

固定資産税や都市計画税の合計は年間で約10~15万円程度掛かると言われています。火災保険は年間で1~2万円、修繕費は10年サイクルで約100万円の出費が必要だと言われています。これら必要経費を月平均にならしていくと、多く見積もると2万円/月程度の経費が必要な計算となるんです。

またローン返済前であれば、購入後の収入減によって維持できなくなる可能性もあります。団体信用保険に該当しない場合、収入の有無に関わらずローンは返済し続けなければなりません。ローン返済が滞ることで家を手放さなければならないという事態も考えられるのです。

ポイント
ローン完済後も2万円程度の税金や保険、修繕費のコストがかかる!

施工不良物件等、ハズレ物件・土地をひくリスクがある

これは、比較的若年層で初めてマイホームを購入する場合によく見られるパターンです。

マイホーム購入を目の前にして夢ばかり膨らんだ結果、モデルルームや不動産営業マンに踊らされ、本当に必要なことに目がいかなくなり、結果、無理なローンが残ったり、悪徳業者・不良物件を掴まされるパターンです。

これは、とことん建築関係の勉強をして、注意深く話を進めていけば、ある程度回避できることかもしれませんが、夢のマイホームを前にして、また面倒な打ち合わせが続く中、このモチベーションを維持するのは、思いのほか困難なことかもしれません。

近隣住民の質によっては住みづらくなるが引っ越しがしにくい

念願のマイホームを購入し、入居も無事に完了した後に起こるトラブルで一番多く起こるのが「ご近所トラブル」です。

近隣の子連れ家庭の生活音がうるさいや、隣住民との境界の塀をめぐるトラブル、よく分からない宗教施設ができてしまったり、至近距離に高い建物ができて入居時の頃と日照に関して大きく乖離が出てしまった等。洗い出したらキリがない程、ご近所トラブルは多く存在します。

しかし、購入してしまっていたら、そう簡単には引っ越しが叶いません。多額のローンを組んでいますし、すぐに売却・賃貸に出すのは至難の業です。新居探しなども考えると、非現実的ではないでしょうか?

しかし、一番やっかいなのは「ご近所の質」は住んでみないと分からない可能性が高いという点です。その為、あらかじめトラブルを回避したり改善したりは困難を極めるのです。マイホームの購入が「人生のギャンブル」と例えられる由縁はこの「ご近所トラブル」にあるのかもしれませんね。

ライフプランの変更に対応しづらい

実は、我が家は今のところマイホームを購入する予定はありません。

なぜかというと、近い将来子どもとの「親子留学」や「移住」を考えているからです。今、多額のローンを組むということは例え「賃貸や売却」を考慮に入れても、その手間や負担が大きく今の自分たちのライフプランには合致しないと考えているからです。

このように将来のビジョンが不明確な場合、勢いだけで購入することは時にはライフプランの選択肢を狭めることにもなると思っています。

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まとめ

結果的に、メリット・デメリットをいくら比べたところで、その家庭の価値観と照らし合わせなければ何の意味もありません。

例えば、私の実家は25年前に築5年の中古一戸建てを30年ローンで購入し、未だにローンを払っているのですが、母がよく「子どもも独立した今、家が広すぎて掃除・管理が大変」とぼやいています。

しかし、「購入を後悔している?老後も考えてコンパクトなマンションにしておけば良かった?」と問うと答えはいつも「No」です。それは、両親が家を購入する際、塾考を重ね、老後の不便さにも思いを馳せ、『それでも子ども達にとっての最善の選択をしたんだ』と納得の上で購入しているからにほかなりません。

人生で最大級の買い物だからこそ、慎重に検討するべきなのでしょう。